当大学の日本語コースは、1997年に、キャンパス内の学生僧を対象に、単位外講座として開講されました。その後、学生僧のみならず、対象外の、一般僧、在家の人も参加するようになりました。そこで、日本語を勉強したいと言う地域の要望に応えるかたちで、2000年より、公開講座・日本語コースとなり、現在に至っています。
2006年度は、毎・日曜日のみ、日本語T、日本語Uの2つのクラスが開講されました。コースは約40週(80時間)です。受講生は、タイ人僧、タイ国内少数民族の学生僧(以上32名)、ビルマ、ラオス、カンボジアからの留学僧(11名)、一般人は、中学生・高校生(15名)、大学生(13名)、社会人(27名うち年配者5名)と非常に幅広い年齢層が受講しました。
[地域の特徴]
チェンマイは、隣のランプーン県に日本工業団地があり、その社員のベットタウンとなっています。また、近年、日本からのロングスティヤーが増加しつつあるため、観光のみならず日常生活においても、日本語へのニーズは非常に高くなっています。
[日本語コースの特色]
[終了後の進路等]
- 学生僧・一般僧・留学僧は、
- 大学に視察に来た団体への通訳をしている。
- 「少数民族教育推進ボランティア」や「恵まれない子どものためのチャリティ−」等のボランティア活動の通訳をしている。
- キャンパスが設置されている寺を訪れる観光客に、タイの歴史・文化等を説明している。
- タイ国籍の僧は、地域のコミュニティ−の中心となっている寺で、地域の人々に日本語を教えている。
- ビルマ、ラオス、カンボジアからの留学僧は、帰国後、中学校・高校の日本語教員となっている場合が多い。
- また、日本のNGOの現地スタッフとなっている場合もある。
- 中学生・高校生は、
- 一般人は、
- 習った日本語を生かして、現地日本企業ので働いたり、日本を顧客とした現地企業で働いたりしている。
- また、公務員では、警察官、行政職等の職域で、日本語を生かしている。
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