タイの仏教の地域差を表す言葉があります。

　この言葉の中に、各地のお坊さんと信者の関係が表されています。

　北タイは、信者さんがお坊さんに十分にしてあげすぎて、お坊さんはあまり修行や布教に熱心ではない。

　一方、東北タイは、お坊さんは修行や布教に熱心だけど、信者さんは貧しいので、十分にお坊さんにしてあげられない。

　そして、バンコクを中心とする中部タイは、お坊さんも信者さんも、丁度釣り合っている。

　確かに、チェンマイで、日々、お坊さんを見ていますと、チェンマイの人は何かとタンブンで、この言葉が当たっているような気がします。